ヨーロッパ、物価の安い国はどこ?ホテル・レストランなど物価が安いトップ5カ国と観光地を紹介【2025年最新】

※本記事の最終更新日 2025年3月
海外旅行先として人気の高いヨーロッパ。しかし、「物価が高いのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。ヨーロッパ旅行をお得に楽しむためには、物価の安い国を知ることが大切です。特に、東ヨーロッパやその周辺にはリーズナブルな旅行先が多く点在しています。この記事では、ヨーロッパ各国のホテルやレストランの物価指数を示した地図と、物価指数の低い5カ国の観光地を紹介します。
Contents
ヨーロッパの物価の安い国は?ホテル・レストランの価格水準
旅行者に影響を与える、ホテルやレストランなどのサービス・交通機関の物価が安いヨーロッパの国はどこでしょうか?ユーロスタット(EU統計局)が2024年12月に発表した統計を参照し、旅行者に影響を与える交通手段、通信、レストラン、ホテルの物価指数を国別に色分けした地図を作成しました。


物価の安いヨーロッパ5カ国の観光地を紹介
上記ユーロスタット(EU統計局)統計の、物価指数(交通手段、通信、レストラン・ホテル)が最も低かった、南ヨーロッパと東ヨーロッパの5カ国とその観光地を紹介します。

- 北マケドニア:物価指数は最も低い47.4となっています。世界遺産に登録されているオフリド湖やスコピエの旧市街などが人気で、歴史的な建造物巡りや自然を楽しむことができます。

- アルバニア:物価指数は49.7。アルバニアはイタリアとギリシャの間に位置する国で、アドリア海に面し、自然が豊かで独自の文化を持っています。サランダは、青い海と白い砂浜が魅力の海辺の町。世界遺産のブリトント国立公園では、2,500年以上の歴史を持つ古代都市の建造物を見ることができます。

- ブルガリア:物価指数は51.8。首都のソフィアでは歴史的建物や博物館が豊富で、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂が象徴的なシンボルです。丘の上に立つ教会が美しいヴェリコ・タルノヴォの旧市街や、リラの修道院も必見の観光スポットです。

- トルコ:物価指数は57.6。トルコはアジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる国です。イスタンブールでは、アヤソフィアやブルーモスク、トプカプ宮殿などの歴史的建造物が見どころです。カッパドキアでは、奇岩群や熱気球体験が楽しめ、エフェソス遺跡では古代ローマの遺跡を探索できます。パムッカレの温泉やリゾート地も人気です。

- ボスニア・ヘルツェゴビナ:物価指数は58.6。ボスニア・ヘルツェゴビナは、イスラム文化とヨーロッパ文化が融合した、歴史的な観光地が豊富です。世界遺産の古都、モスタルの「スタリ・モスト(古い橋)」は、オスマン帝国時代の橋で、街の象徴的存在です。首都サラエボはオスマン帝国時代から続く商業都市で、旧市街を散策しながらサラエボ大聖堂やサラエボ旧市庁舎などの建造物を楽しむことができます。

2024年ヨーロッパ全体のインフレ率は日本とほぼ同水準に。インフレに最も影響しているのは旅行者にも影響の大きい「サービス」
2022年にはインフレ率が10%超に達していたヨーロッパですが、2023年以降は低下傾向にあり、2024年のヨーロッパ全体のインフレ率は2.6%、2025年1月は約2.5%と安定しています。これに対し、日本の2024年インフレ率は2.7%とほぼ同水準となり、両地域間で大きな差はありません。
ただし、注目すべきは、ヨーロッパにおける「サービス部門」の価格上昇です。ユーロスタット(EU統計局)のデータによると、サービス部門のインフレ率は2024年8月から2025年1月までの半年間で、3.96%に達しました。観光地のホテルやレストラン、交通機関など、旅行者が直面する料金に影響を与えており、旅行を計画する際に考慮すべき重要な要素となります。
サービス部門のインフレが高い背景には、賃金の上昇や需要の変動があります。特に観光業や外食産業など、労働集約的な産業は人件費が占める割合が高く、賃金の上昇がそのまま価格に反映されることが多いため、物価が高くなる傾向があります。
まとめ
ホテル・レストランの物価指数を例に、ヨーロッパの物価の安い国と観光地ついてご紹介しました。滞在中の費用を抑えるためには、物価の安い国を選ぶだけでなく、滞在中の節約方法も考慮することが重要です。例えば、地元の食材を使ったレストランや、市場での食事はコストパフォーマンスが良くなります。また、宿泊施設も現地のアパートメントや民泊を活用することで、さらに予算を抑えることができます。
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編集者プロフィール

- 人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。