ヨーロッパ、物価の安い国は?レストラン・ホテルの物価指数【2024年最新】

ヨーロッパ 地図

※本記事の最終更新日 2024年9月

海外旅行先として人気の高いヨーロッパ。しかし、「物価が高いのでは?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。特にホテルやレストランでの出費は、旅行中の大きなコストの一つです。2024年最新の物価指数をもとに、ヨーロッパ各国の物価を比較し、特にレストランやホテルが安い国をご紹介します。

ヨーロッパ:物価の安い国ランキング【2024年最新データ】

EU統計局の統計(2024年9月最終更新)によると、「ホテル・レストラン」の分類においてヨーロッパの中で最も物価が安い国は、東ヨーロッパの北マケドニア、アルバニア、ブルガリアです。これらの国々は、ホテルやレストランの物価指数がEU平均の約50%と、非常にリーズナブルな価格であることが分かっています。一方、スイスやアイスランド、デンマークは物価が高く、レストランやホテルでの出費が平均よりも約1.5倍から2倍高い傾向にあります。

引用:eurostat Purchasing power parities (PPPs), price level indices and real expenditures for ESA 2010 aggregates

なぜ東ヨーロッパは物価が安い?

ブルガリアやマケドニアなど、これらの国々でホテルやレストランの物価が低い理由は、いくつかの経済的要因が関係しています。まずは賃金水準の低さが挙げられます。東ヨーロッパは、西ヨーロッパに比べて平均賃金が低いため、サービス業の提供価格も安価に設定されています。また、同様に生活費も比較的低くなるため、市民を含め観光客に提供される宿泊や食事の料金が抑えられることになります。

また、東ヨーロッパの国々は過去数十年にわたりEUの他の地域と比べてインフラ整備が遅れていたため、全体的な経済発展が緩やかでした。観光業の発展も比較的遅れていたことから、西ヨーロッパのような高価格帯のホテルチェーンやレストランが少なく、低価格のサービスが普及しています​。

ホテル・レストランの物価指数を例に、ヨーロッパの物価の安い国と、その理由についてご紹介しました。滞在中の費用を抑えるためには、物価の安い国を選ぶだけでなく、滞在中の節約方法も考慮することが重要です。例えば、地元の食材を使ったレストランや、市場での食事はコストパフォーマンスが良くなります。また、宿泊施設も現地のアパートメントや民泊を活用することで、さらに予算を抑えることができます。

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編集者プロフィール

小原万美子
小原万美子
人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。