世界一周旅行券とは?種類、費用、利用のメリット等まとめ

世界一周

※本記事の最終更新日 2024年4月
※他のWebサイト等の情報を参照、一般的な情報提供での掲載です。

■世界一周とは?

そもそも、世界一周とはどういう定義なのでしょうか?
世界一周とは、太平洋と大西洋を各々1回ずつ渡って世界を一周する旅行のことです。
従って、自由に世界の国を行き来することや全ての大陸を回ることではありません。
例えば、ヨーロッパの国とアメリカに行って一周するルートも世界一周となります。

■世界一周航空券とは?

世界一周航空券とは、上記の世界一周の定義に当てはめるとわかりやすく、
どこでも自由に行き来できる1枚の航空券ではなく、
大陸の移動を伴い太平洋と大西洋を渡って世界を一周する、複数の航空券が1セットになっている航空券と言えます。

世界一周航空券のルール

世界一周航空券を利用する場合は、周り方に決まりがあります。

西回りか東周りの2パターンありますが、
原則、逆戻りの方向で大陸(地域)を渡ることはできません。

詳細には、大陸を基準に回るのか、マイルを基準に回るのか、後述の世界一周航空券の種類によっても異なります。
同様に、北米↔︎南米、ヨーロッパ↔︎アフリカと南北で大陸を渡った場合、
同じ大陸に戻るのが許される場合と許されない場合もあるので確認が必要です。

世界一周航空券のルール

■世界一周航空券の種類

世界一周航空券には、主に3グループあります。

  • スターアライアンス:全日空、ルフトハンザ航空、ユナイテッド航空など28社
  • ワンワールド:日本航空、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズなど13社
  • スカイチーム:デルタ航空、エールフランス、大韓航空など20社

通常の航空券と世界一周航空券の違い

通常の航空券と世界一周航空券の違いは、上記のように、世界各地の航空会社の提携グループがサービスを展開しているため、グループ内で異なる航空会社の飛行機に乗りながら旅をすることです。

それぞれのグループによって得意な領域が異なるため、希望にあったグループを選ぶのが良いといえるでしょう。

また、何を基準にして世界一周の費用が決まるのか、滞在できる都市数の制限も異なります。

■世界一周航空券の費用、条件等、特徴について

世界一周航空券を提供している、主要3グループをご紹介します。

  • スターアライアンス:最も規模の大きいグループ。マイル制を採用しており、29,000マイル、34,000マイル、39,000マイル以内の3段階で世界一周航空券の費用が決まります。
    最低旅行日数は10日、有効期限は1年間です。
    同一大陸内での滞在都市数は、最低3都市、最高15都市です。(同一都市は1回のみ滞在可)
    (スターアライアンスHP)

  • ワンワールド:訪れる大陸の数に応じて4段階で世界一周航空券の費用が決まる大陸制と、距離で費用が決まるマイル制があります。
    最低旅行日数はエコノミークラスのみ10日の規定があり、有効期限は1年間です。
    同一大陸内での滞在都市数については、大陸ごとに移動できる区間数が4~6区間と決まっており、その中で決まります。※経由も1区間に含まれます。例:東京→(中国経由)-モンゴルで2区間
    ワンワールドHP) 

  • スカイチーム:2番目に加盟航空会社が多いですが、日本の航空会社は加盟していません。マイル制を採用しており、29,000マイル、34,000マイル、39,000マイル以内の3段階で世界一周航空券の費用が決まります。
    最低旅行日数は10日、有効期限は1年間です。同一大陸内での滞在都市数は、最低3都市、最高15都市です。(同一都市は1回のみ滞在可)
    スカイチームHP

■世界一周旅行券のメリット

  • 航空券の費用が安くなる

上記に記載したように、条件内では費用は変わらないため、多くルートを組むほど、世界一周の費用はお得になります。

  • 1年間有効かつ、オールシーズン費用が変わらない

1年間の有効期限で費用が一律のため、オンシーズン(ゴールデンウイーク、夏休み、年末年始)でも費用が変わりません。また、留学のように1都市に長期間滞在して、短期間で残り大陸を渡って帰るなど、フレキシブルに旅程を調整できます。

■世界一周旅行券のデメリット

  • 計画的に世界一周の旅程を組まなければいけない

上記のように、同一大陸で滞在できる都市数が決まっていたり、大陸を超えてルートを逆戻りできないなど、世界一周の旅程をしっかりと計画しなければなりません。また、24時間以内に1つの都市を離れると経由とみなされるなど、時間のルールについてもあらかじめ確認しておくことが必要です。

  • 世界一周航空券のグループによって滞在できる地域が限られる

グループ内の航空会社しか利用できないため、滞在できない地域が発生します。
あらかじめどの国、地域に行きたいのか、明確にした上で世界一周航空券の種類を選ぶ必要があります。

■世界一周でない、準世界一周旅行もある

世界一周に時間をかけられない場合には、
世界を半周する準世界一周旅行の航空券もあります。

例として、

  • ワンワールド・サークルトリップ:
    アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニアから3~4大陸が周遊可能
  • ワンワールド・サークルパシフィック:
    アジア、オセアニア、北米、南米が周遊可能
     
  • スターアライアンス・サークルパシフィック:
    アジア、オセアニア、北米が周遊可能

があります。
有効期限は半年で、こちらも通年同額です。
回りたい国が合う場合には選択肢の一つに考えてもよいでしょう。

(参照:世界一周堂 webページ、skyscanner 世界一周航空券ってなに?

■世界一周旅行券、利用者インタビュー

世界一周航空券、8ヵ月で21カ国経由の世界一周旅行へ 戸田愛様

■世界一周旅行中に突然の病気やケガに遭ったら

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編集者プロフィール

小原万美子
小原万美子
人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。