モンゴル旅行は夏がベストシーズン!ナーダム祭り× 大絶景を楽しむ、4泊5日モデルコース

モンゴルの草原

今年の夏、いつもと違う海外旅行がしたい方には、モンゴルがおすすめです。モンゴルで見ることができる広い空、天の川までくっきりと見える満点の星空は、筆者の人生観を変えた景色のひとつでもあります。7月には国民的イベント「ナーダム祭り」が開かれ、遊牧民の文化や伝統的な競技を間近で楽しむことができます。日本とは異なる大自然を味わうことができます。今回は、そんなモンゴルの夏の魅力と、ナーダム祭りやおすすめのスポット、コスパよく満喫できる4泊5日のモデルコースをご紹介します。

モンゴル旅行のベストシーズンが夏(6~8月)である理由

6月から8月にかけてのモンゴルは、1年で最も過ごしやすく、自然が美しい季節です。首都ウランバートルや郊外の草原は緑が広がり、空は“モンゴルブルー”と呼ばれる、抜けるような青さが魅力です。この季節は観光客も多く、各地で文化イベントが行われたり、市場が活気づくため、モンゴルらしい暮らしと風景を一度に体験できるベストシーズンになります。

気候についても、夏のモンゴルは、日中は20〜30℃と過ごしやすく、東京と比べると湿度も低いため快適です。夜は涼しくなるので、ゲル(遊牧民の移動式住居)での宿泊も心地よく楽しめます。モンゴルは日中と夜の気温の寒暖差が比較的大きく、特に冬は気温が大きく下がるので、服装には注意が必要になります。

(参照:気象庁 東京 ウランバートル
(参照:climate change knowledge portal

ナーダム祭りとは?

ナーダム祭りは、モンゴル最大の伝統行事で、毎年7月11日〜13日に開催されます。国の建国記念日にあたるこの祭典では、モンゴルの三大競技「モンゴル相撲・競馬・弓術」が行われ、遊牧民文化の象徴とされています。首都ウランバートルの中央スタジアムでは開会式が盛大に催され、地方でも地域ごとのナーダムが開催されます。衣装や儀式、食文化など、モンゴルの伝統を五感で体感できる貴重なイベントです。

ナーダム祭りの見どころ

  • 開会式

首都ウランバートルのスタジアムで行われるセレモニーでは、モンゴルの歴史と誇りを表すパレードや、音楽演奏が華やかに展開されます。

  • 三大競技

「モンゴル相撲」「競馬」「弓術」を競い合います。中でも草原で行われる競馬は、子どもが騎手を務める珍しいスタイルで、スピードと気迫に圧倒されます。

  • 屋台グルメと民族衣装

お祭りエリア周辺では、屋台でクフシュール(揚げ餃子)やモンゴル風ヨーグルトなどが楽しめます。観客も民族衣装を着る人が多く、写真を撮影するのも楽しいでしょう。

ナーダム祭り

モンゴルのおすすめスポット

ウランバートル市内

  • スフバートル広場
    ウランバートルの中心にある広場で、モンゴル建国の英雄・スフバートルの銅像が立つシンボル的な場所です。
    Google Map: スフバートル広場
スフバートル広場
  • ガンダン寺(ガンダン・テクチェンリン僧院)
    モンゴル仏教の中心地で、巨大な観音像が収められた寺院。僧侶たちの読経が響く中、祈りを捧げる人々の姿が印象的です。
    Google Map: Gandantegchinlen Monastery
  • ザイサン記念碑
    丘の上にある記念モニュメントで、旧ソ連との友好関係を象徴しています。階段を上ると、ウランバートル市内を一望できる絶景が広がり、夕暮れ時には特に美しい風景が楽しめます。
    Google Map: Zaisan Monument
  • モンゴル国立博物館
    先史時代から現代まで、モンゴルの歴史と文化を網羅的に学べる博物館。遊牧民の生活道具、伝統衣装、チンギス・ハーン時代の戦略資料などを見ることができます。
    Google Map: National Museum of Mongolia

ナラントール市場(ブラックマーケット)
地元民の生活が垣間見える巨大マーケット。ゲル用の家具から衣類、スパイス、馬具まで何でも揃うモンゴルらしい雰囲気を体験できます。観光客向けのスポットではないため、スリに注意が必要です。
Google Map: Narantuul Market

ウランバートル郊外

  • エレデネ村(チンギスハーン銅像と複合施設)
    高さ40mを誇る、世界最大の騎馬像。かつての英雄・チンギス・ハーンが黄金のムチを掲げる姿は圧巻で、像の中をエレベーターで登ると、馬の頭上から草原を見渡す絶景が広がります。併設の博物館では、モンゴル帝国の歴史資料も展示されています。
    Google Map: Chinggis Khaan Statue Complex
  • テレルジ国立公園
    モンゴルの大自然を満喫しながら、伝統的な遊牧民の暮らしにも触れることができるスポットです。公園内には、亀の形をした「タートルロック」やチベット仏教の寺院「アリヤバル寺」など、自然と信仰が共存する風景が広がっています。ツアーなどに申し込むと、乗馬体験や遊牧民の移動式住居「ゲル」への宿泊ができ、夜は満天の星空の下で過ごせます。ゲルにはシャワーやトイレが整備された観光客向けの施設もあるため、初心者でも安心して宿泊することができます。
    Google Map: Gorkhi Terelj National Park
テレルジ国立公園

モンゴル旅行、4泊5日モデルコース

ナーダム祭りに行く場合と行かない場合に分けて、モデルコースを紹介します。

ナーダム祭り(7/11~13)に訪れる場合のモデルコース

日程旅程
1日目出国→ウランバートル着→市内観光→市内泊・スフバートル広場・ガンダン寺・ザイサン記念碑
2日目ナーダム観戦(開会式&相撲)→市内泊
3日目テレルジ国立公園に移動→観光・文化体験→ゲル泊
・乗馬体験・タートルロック見学・アリヤバル寺参拝
4日目草原を散歩 → 市内へ戻る→ 市内観光 → ホテル泊・モンゴル国立博物館
・ナラントール市場(ブラックマーケット)で買い物・民族舞踊と馬頭琴・ホーミー音楽ショー鑑賞
5日目空港へ移動 → 帰国

ナーダム祭りに参加しない場合のモデルコース

日程旅程
1日目出国→ウランバートル着→市内観光→市内泊・スフバートル広場・ガンダン寺・ザイサン記念碑
2日目テレルジ国立公園に移動→観光・文化体験→ゲル泊
・乗馬体験・タートルロック見学・アリヤバル寺参拝
3日目草原を散歩 → エレデネ村訪問 → 市内へ戻る→市内泊
・チンギスハーン銅像
・併設博物館見学
4日目市内観光→ 市内泊・モンゴル国立博物館・ナラントール市場(ブラックマーケット)で買い物・民族舞踊と馬頭琴・ホーミー音楽ショー鑑賞
5日目空港へ移動→帰国

モンゴル旅行の準備と注意点

最後に、モンゴルに滞在する際の注意点をご紹介します。

  • 服装:モンゴルは気温の寒暖差が大きいため、日中は半袖、朝晩は長袖や薄手ダウンが必要です。日中は、日焼け止めを持参し、スカーフや帽子などで紫外線対策をしましょう。
  • 衛生面:簡易トイレの利用を想定し、ウェットティッシュや除菌スプレーを持参することを推奨します。また、生物や生水は摂取しないようにしましょう。
  • ビザ:日本国籍の場合、30日以内の観光であればビザは不要です。30日以上滞在する場合はビザの取得が必要です。
  • 予防接種:長期滞在する場合は、狂犬病や、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフスの予防接種を受けることが推奨されます。モンゴル国内では日本と同じような予防接種を受けることができないので注意が必要です。

まとめ

モンゴルは、夏にしか見られない広大な草原や青空が広がる特別な景色に出会える国です。ナーダム祭りや遊牧民の文化体験など、他では味わえない魅力もたくさんあります。直行便であれば、日本からモンゴルまでのフライトは5時間半程度と日本からのアクセスもしやすく、航空券代も往復で6万円〜14万円程度と、費用を抑えたプランも可能です。ぜひ参考にしてください。

モンゴルの草原

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編集者プロフィール

小原万美子
小原万美子
人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
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