【2024年最新】ドイツの物価上昇を日本と比較。2024年は上昇率は下がるも高インフレは続く
※本記事の最終更新日 2024年5月
※Webサイト等の情報を参照し一般的な情報提供として掲載しております。
※海外滞在時の日本人専門医へのオンライン診療・医療相談サービスは以下webサイトをご覧ください。
【法人利用】
Contents
【ドイツ】2022年〜2024年の消費者物価指数(CPI)上昇率の推移
2023年、ドイツは大幅なインフレとなり、2023年の消費者物価指数の年平均上昇率(前年同月比)は5.7%となりました。
- ロシアによるウクライナ侵攻によるエネルギー価格の急騰
- ウクライナ危機やロックダウン解除後の経済再開による消費活動の活発化
- 欧州中央銀行の金融緩和
が理由として挙げられます。
そこで、政府によってエネルギー価格の抑制や低所得者への支援、金融緩和政策の縮小等が行われました。
その結果、徐々にドイツの消費者物価指数の上昇率(前年同月比)は低下しました。
2024年1月には2.9%と、3%を下回っています。
ドイツと日本の物価推移を比較
ドイツの物価上昇率は下がったとはいえ、どのくらい物価自体は上がったでしょうか。
2022年の消費者物価指数を基準(100)として推移をグラフにしたところ、日本よりも格段にドイツの方が物価の上昇率が高いことがわかります。
物価上昇、賃金上昇のスパイラルに陥るドイツ
ドイツでは、物価と共に人件費も上がりつつあります。
2015年に最低賃金が導入されてから、2023年9月までに41.2%が引上げられてきました。
そして今後も、2024年と2025年の二段階に分けて、それぞれ時給12.41ユーロ、12.82ユーロに引き上げる勧告が発表されています。
日本円に換算すると(2024年5月11日現在)、2024年のドイツの最低賃金は2085.76円、2025年には2154.67円となります。
では、在ドイツの日系企業はどうでしょうか。JETROの2023年調査では、ドイツの日系企業での賃金上昇率はインフレ率を下回る4.9%という結果となっていて、2024年度の賃金上昇率はさらに低く3.7%となる見通しです。
2023年はGDP3位となり日本を追い抜いたドイツ。物価高と共に人件費も上がり続けるスパイラルが続いています。ドイツの高インフレの今後の動向にも注目です。
ドイツ関連記事
ドイツ(ベルリン・デュッセルドルフ・フランクフルト・ミュンヘン)の日本語可の病院・クリニック
ドイツ医療費・保険〜事業拡大予想欧州No.1、駐在/赴任者も増加予定〜
総合商社・ドイツ駐在員 赴任早々にお子様が現地病院に緊急入院 米村祐介様の事例
ドイツの求人やデュッセルドルフの生活、医療について JAC Recruitment Germany 和田由紀子様
ヨーロッパ、物価の安い国は?レストラン・ホテルの物価指数【2023年最新】
その他の注目記事のまとめはこちら
※【株式会社Medifellow注目記事まとめ】過去の注目記事はこちらをご覧ください。※
弊社は33科500人以上の日本人専門医の体制で、海外展開企業(主に海外駐在員)向けのオンライン診療・医療相談、メンタルヘルスサービスDoctorfellowを運営しております。
厚労省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に準拠、「オンライン受診勧奨」サービスを提供、必要に応じて、現地病院受診時の紹介状作成等も行っております。
また、厚労省の実施する「オンライン診療研修」を修了の専門医が対応に当たっています。
病院の受診前後に活用、不安解消はもとより、医療の内容や医療費適正化、生産性向上に寄与します。健康経営、福利厚生、感染症BCPの対策に導入をご検討下さい。
編集者プロフィール
- 人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
最新の記事
- 記事2024-11-04【インドネシア】ビザの種類と取得方法は? 観光やビジネス、就労など目的や期間別に紹介
- 記事2024-10-13【2024年最新】日本人観光客が多い国ランキングTOP5
- 記事2024-10-06【リスト有】海外出張に必要な持ち物まとめ〜機内持ち込み、預け荷物も事前に要確認〜
- 記事2024-09-28ヨーロッパ、物価の安い国は?レストラン・ホテルの物価指数【2024年最新】