フィリピンの医療費は?格差に注意。フィリピン医療事情まとめ
本記事では、フィリピンの医療費や医療水準など医療事情についてまとめます。
※Webサイト等の情報を参照し一般的な情報提供として掲載しております。
※最終更新 2023年12月
Contents
■格差があるフィリピンの医療費
フィリピンの医療費は、他の先進国や一部の発展途上国に比べると低い傾向がありますが、
専門的な治療や医療サービスによっては医療費が高くなる場合があります。
また、フィリピンの医療費は病院や医療施設によっても異なります。
大都市や観光地の病院では一般に高い料金が設定されていることがありますが、
一般的なフィリピンの公立病院や地方の医療施設では比較的医療費が低い場合があります。
ただし、医療の質は下がる可能性があります。
フィリピンの私立病院の医療費例
内容 | フィリピンの医療費 | 日本の医療費 |
救急車の料金 | 公営:通常利用しない 民営:8,200円 | 無料 |
初診料 | 1,900円~3,500円 | 2,820円 |
病院部屋代(1日当たり) | 個室:8,200円ICU:15,200円 | 個室:30,000円~100,000円 ICU:80,000円~100,000円 |
虫垂炎手術(盲腸)の治療費 | 総費用:93,600円~140,400円 平均入院日数:4~7日 | 総費用:600,000円 平均入院日数:4日 |
骨折時の治療費 (橈骨末端閉鎖性骨折) | 9,400円(レントゲン検査費用のみ) | 15,000円 |
■フィリピンで高度医療が必要になった場合の医療費
フィリピンで高度医療が必要になった場合、医療費は高くなります。
事例 | 医療費等支払額(円) |
胸の痛みを訴え受診。心筋梗塞と診断され22日間入院・手術。家族が駆けつける。 | 4,068,007 |
オ-トバイにはねられ意識不明となる。全身打撲・脳挫傷と診断され144日間入院。家族が駆けつける。 | 4,048,081 |
頭痛を訴え意識を失う。くも膜下出血と診断され34日間入院・手術。 | 5,313,071 |
大雨のため語学学校の敷地内で滑り転倒。恥骨下枝・寛骨臼骨折と診断され74日間入院。家族が駆けつける。 | 3,030,000 |
■フィリピンの医療水準
フィリピンの医療水準は、都市部と地方で大きな格差があります。
フィリピン・マニラ首都圏では近代的な設備を整えた私立総合病院で最先端の医療を受けることも可能です。
しかし、地方都市では医療施設の老朽化が進んでいるほか、衛生状態も悪く、安心して医療を受けられる水準には達していません。
一部の公立病院では、混雑や設備の不足などにより、待ち時間が長くなることもあります。
また、医師や看護師の技術や経験もばらつきがあります。一部の医療専門家や医療従事者は国内外でのトレーニングや経験を積んでおり、高い水準の医療を提供していますが、一部ではスキルや知識の不足が課題となる場合もあります。
安心して病院にかかるためには、フィリピン都市部の私立病院に行くことが推奨されます。
(参照:外務省 世界の医療事情 フィリピン)
医療水準、医療費に格差のあるフィリピンで病院を受診する場合は、
症状に合わせて病院を適切に選択し受診することが推奨されます。
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編集者プロフィール
- 人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
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