アメリカ医療費等まとめ-アメリカ医療費なぜ高い?医療費世界1位のアメリカ-
本記事では、アメリカ医療費等、アメリカの医療事情についてまとめています。
※最終更新 2023年12月
※Webの情報を参照、一般的な情報提供として掲載しています。
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Contents
■アメリカ医療費は高い?OECD加盟国ランキング1位のアメリカ
2023年の調査によると、2022年のアメリカの一人当たり医療費は12,555ドルでOECD加盟国中1位となっており、2位以下と大きく差が付いています。日本の医療費は5,251ドルで19位です。
■アメリカ医療費など、アメリカの医療事情は?
・アメリカは医療技術は高いが、自由診療で病院が医療費を決めるため医療費が高い。
・医療費がアメリカの州や地域ごとに違う。
・アメリカでは救急車が有料で高い。
・アメリカでは予約なしで受診できる医療機関が限られている。
・アメリカでは、最初の診療で何か異常が疑われた場合、直ちに専門医に紹介されたり、また高度な(かつ高価な)精密検査が指示される傾向がある。(専門医制度が定着していて、医療過誤訴訟が日常化している現状による。)結果、医療費はますます高くなる。
・医療費の請求書は、医師、検査所、病院等より別々に送られてくることがアメリカでは多い。
・日本に比較してアメリカは入院期間が極端に短く制限されている。診断途中や回復以前に退院ということもあり、すぐに再入院になるケースも多い。
・アメリカでは、医療費請求額や医療費請求明細が誤っていることもあるため、医療費支払い前には十分な確認が必要。治療内容は勿論、関与した全医師の氏名、診察時間等を記録に残すことが大切。
・アメリカは民間の医療保険の掛金自体が高い(自分の納得のいく医療を受けたい場合は、より割高な民間医療保険に入ることが必要)
・アメリカでは医療費が払えない場合、自己破産する人も多い。
・アメリカでは医療費の支払いを怠ると、取り立て専門の会社に移されて種々のトラブルに巻き込まれることがある。医療費請求に疑問があるとき、また、医療費請求額が高すぎて払えない時には、医療機関に設置の医療相談室(Social Service, Medicaid Office)に相談した方がいい。
・症状によっては、アメリカから日本に帰国、治療した方が医療費削減、早期解決につながるケースがある。
■アメリカの医療費事例(主なアメリカの州、金額単位:円)
基本的にはアメリカの医療費は日本よりも高くなっております。アメリカへ駐在や出張で滞在する時は、万一の場合の医療費リスクを抑えるためにも保険の加入や確認等を行っておくことは重要であると考えられます。
アメリカ・ニューヨークの医療費、入院費、治療費(歯科・盲腸)
初診料:20,000から40,000
(専門医の初診料:27,000から68,000)
救急車の料金:84,000(救命士なし)/ 143,000から155,000(救命士あり)
入院室料(1日あたり):約270,000から400,000
虫垂炎(盲腸)入院・手術治療(1日入院):約1,300,000
歯科治療:約130,000/本
アメリカ・ロサンゼルスの医療費、入院費、治療費
初診料:15,400から16,400
救急車の料金:123,000
入院室料(1日あたり):204,900(ICU:1,024,700)
アメリカ・ホノルルの医療費、入院費、治療費(盲腸)
初診料:15,400から16,400
救急車の料金:82,000から
入院室料(1日あたり):330,000(ICU:880,000)
虫垂炎(盲腸)入院・手術治療(2日入院):3,000,000
アメリカ・グアムの医療費、入院費、治療費(盲腸)
初診料:10,900
救急車の料金:20,300から
入院室料(1日あたり):51,200から79,400(ICU:150,600)
虫垂炎(盲腸)入院・手術治療(3日入院):656,900
参考:日本の医療費
初診料:2,880
救急車の料金:公営=無料、民営=一般的でない
入院室料(1日あたり):30,000から100,000(ICU:80,000から100,000)
虫垂炎(盲腸)入院・手術治療・医療費(4日入院):600,000
出典:在ニューヨーク日本国総領事館「医療概要」
損保ジャパン「【アメリカ合衆国の医療費】都市別の医療費と事例」
価格.com保険「アメリカ合衆国の医療費-海外旅行保険の必要性」
海外旅行保険センター「留学・ワーホリ・海外旅行保険を徹底比較!世界の伝染病 アメリカ/本土衛生情報」
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編集者プロフィール
- 人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
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