カフェテリアプランの使い道・使い方 人気福利厚生サービス上位に「その他」?

福利厚生制度として近年導入が増えているカフェテリアプラン。本記事では、カフェテリアプランとは?カフェテリアプランの導入推移やカフェテリアプランの使い道・使い方についてまとめています。
Contents
カフェテリアプランとは?
カフェテリアプランは、企業や組織に勤務する従業員に対して、多様な福利厚生制度の一つとして提供される、選択型の福利厚生制度です。企業が従業員に利用できるポイントを与え、そのポイント内で企業が設定した福利厚生サービスをカフェテリアプランでは選択できます。従業員のライフスタイルやニーズに合わせた柔軟な福利厚生を実現できるため、カフェテリアプランは、従業員のモチベーション向上や人材採用・定着につながるとされています。
カフェテリアプランの導入推移
一般社団法人日本経済団体連合会「第63回福利厚生費調査結果報告」の「4.カフェテリアプランに関する特別集計」によると2002年に4.3%だった導入企業割合は、2018年には16.6%となっており、カフェテリアプランの導入企業割合が増加しているのが分かります。

カフェテリアプラン人気の使い道・使い方は?
カフェテリアプランでは、以下のような多種多様な福利厚生サービスを企業設定の範囲で自由に選択できます。
- 健康増進
- 旅行レジャー
- キャリア支援
- 育児・介護
- 住宅
- 財形・保険 など
一般社団法人日本経済団体連合会「第64回福利厚生費調査結果報告」の「4.カフェテリアプランに関する特別集計(4)カフェテリアメニューの費用の状況(個別項目)」によるとカフェテリアプランの福利厚生サービスのうち消化された費用の大きい人気ランキングは以下の通りです。
カフェテリアプランの人気の福利厚生サービス(大項目)
1位 ライフサポート 54.1%
2位 文化・体育・レクリエーション 28.0%
3位 住宅 11.8%
4位 医療・健康 3.9%
5位 その他 2.2%
カフェテリアプランの人気の福利厚生サービス(小項目)
さらにカフェテリアプランの福利厚生サービス人気ランキングの小項目別は以下の通りです。
1位 活動(文化・体育・レクリエーション) 24.5%
2位 その他(ライフサポート) 17.6%
3位 財産形成(ライフサポート) 14.8%
4位 保険(ライフサポート) 11.1%
5位 食事手当・給食補助(ライフサポート) 8.8%

カフェテリアプラン人気の使い道・使い方のまとめ
カフェテリアプランの中でも、ライフサポートや文化・体育・レクリエーション関連の福利厚生サービス利用が多くなっており、普段の日常生活や休日活動などに関連した用途が最もメインになっていることが分かります。また、ライフサポートの中でも、「その他」が多くなっており、多種多様な人の価値観に合わせて多種多様な福利厚生サービスがあり、自身の価値観にあった福利厚生サービスを各々の従業員が選択していることが想像され、カフェテリアプランは今の時代に適合している福利厚生制度の一つと考えられます。
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弊社は33科500人以上の専門医の体制で、海外展開企業(主に海外駐在員)向けのオンライン診療・医療相談、メンタルヘルスサービスDoctorfellowを運営、厚労省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に準拠、「オンライン受診勧奨」サービスを提供しており、必要に応じて、現地病院受診時の紹介状作成等も行っております。また、厚労省の実施する「オンライン診療研修」を修了の専門医が対応に当たっています。病院の受診前後に活用し、不安解消はもとより、医療の内容や医療費適正化、生産性向上に寄与します。健康経営、福利厚生、感染症BCPの対策に導入をご検討下さい。
編集者プロフィール

- 株式会社Medifellow
- 岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。
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