【メキシコ】ビザの種類と取得方法〜短期滞在、就労、観光など目的別に紹介〜

メキシコ

※本記事の最終更新日 2024年12月

メキシコは、歴史的な遺跡や美しいビーチ、豊かな文化が魅力の国で、多くの日本人が観光やビジネスで訪れています。しかし、滞在目的や期間によっては、ビザが必要になることもあります。本記事では、メキシコを訪れる際に必要なビザの種類とその取得方法について解説します。観光目的での短期滞在から、留学や就労を目的とした長期滞在まで、ケースごとに詳しくご紹介します。

【短期滞在】ビザなしでメキシコに滞在する条件

メキシコでは、日本国籍保持者は観光や商用目的で180日以内の滞在であればビザは不要です。ただし、ビザ免除が適用される場合、滞在目的は以下の範囲に限定されています。

  • 観光
    • 旅行や観光スポットの訪問、リゾート地の滞在など。
  • 親族訪問
    • メキシコ在住の家族や友人を訪問する場合。
  • 短期のビジネス活動
    • 会議や商談、展示会やセミナーへの参加の場合。
    • 就労行為(収入を得る行為)は禁止
  • 学術・文化交流
    • 短期の学術的、文化的活動に参加する場合。学会、ワークショップ、短期講座への参加など。
  • トランジット(乗り継ぎ)
    • メキシコを経由して他国へ渡航する場合。

また、ビザが免除される条件として、以下を満たす必要があります。

  • 必要書類の記入:入国時にFMM(FORMA MIGRATORIA MULTIPLE)を提出すること。FMMは空路の場合は機内で、陸路の場合は入国地で入手可能。
  • パスポート: 滞在期間以上の有効期限があるかつ、未使用査証欄が1ページ以上。
  • 航空チケット: 帰国便や第三国への出国便を所持していること。
  • 入国審査の対応: 滞在目的や期間を説明できること。
メキシコシティ

【長期滞在や就労など】ビザの取得が必要な場合のビザの種類や取得方法

メキシコでの滞在目的や期間によって、取得すべきビザが異なります。以下に、代表的なビザの種類、対象となる目的と滞在期間、取得方法について解説します。

観光等で180日以上滞在する場合

  • 目的:観光、家族訪問、短期留学などの目的で180日を超えて滞在。
  • 滞在期間:180日〜最大4年
  • 取得方法:
  • 日本のメキシコ大使館でビザを申請(一時居住者用査証)
  • 必要書類には、有効なパスポート、滞在目的を証明する書類(例:宿泊予約、帰国便の航空券)が含まれます。
  • メキシコ入国後30日以内に、移民局で在留カード(INM)を取得

就労ビザ:メキシコで就労する場合

  • 目的: メキシコ国内の企業で有償で働く。
  • 滞在期間:180日〜最大4年
  • 取得方法:
    • メキシコ国内の雇用主が移民庁にビザ許可申請を行い、承認書を取得。
    • 承認書をもとに、日本のメキシコ大使館でビザを申請。
    • 必要書類は、雇用契約書、雇用主の申請書類、パスポート、証明写真などが含まれます。
    • 入国後、30日以内に移民局で滞在許可証(Resident Card)を取得

学生ビザ:メキシコ留学で滞在する場合

  • 目的:留学、研究活動、語学研修などで、メキシコ国内の教育機関に通う。
  • 滞在期間::180日〜留学終了まで
  • 取得方法:
    • メキシコ国内の教育機関から正式な入学許可証を受け取る。
    • 日本国内のメキシコ大使館で学生ビザを申請。
  • 必要書類は、入学許可証、経済的な独立性を証明する書類(銀行残高証明など)、パスポートが含まれます。
  • 入国後、現地移民局で在留カードを取得。

(参照:メキシコ大使館 査証外務省 メキシコ 査証、出入国審査等

メキシコへの渡航は、滞在目的や期間によって必要な手続きが異なります。観光や短期商用の場合はビザが不要ですが、長期滞在や特定の活動を行う場合はビザが必要です。必要な書類や手続きを事前に確認し、スムーズな渡航準備を心がけましょう。

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編集者プロフィール

小原万美子
小原万美子
人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
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