AI面接で課題解決も?海外人材の採用方法とメリット・デメリットまとめ
※本記事の最終更新日 2024年11月
日本国内の労働力不足の解決や海外進出における人材確保において、多くの企業が海外人材の採用について一度は検討するのではないでしょうか。しかし、採用プロセスには多くの課題があり、その解決方法とともに検討することが重要になります。本記事では、主要な海外人材の採用方法を紹介し、それぞれのメリットとデメリットを踏まえた課題解決の手段を紹介します。
Contents
海外人材採用の方法とメリット・デメリット
海外人材採用の方法には、自社での直接採用、人材紹介会社や海外転職サイトの利用、現地採用、リファラル(社員紹介)と主に5つが挙げられます。それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめます。
1、自社での直接採用
自社HP等に採用ページを公開し、SNS等の活用をしながら人材の募集をする方法です。自社採用ページの多言語対応や、Linked inなど海外向けの転職プラットフォームへの掲載など、海外の人の目に触れ応募してもらうまでの導線作りが必要になります。
メリット
- 採用コストが比較的抑えられる
- 発信内容に自由度があり、企業文化に合った人材を採用しやすい
- 候補者と密にコミュニケーションを取ることができる
デメリット
- 準備や対応に工数がかかりリソース不足になりやすい
- 海外市場や法律に関する知識が不足している場合、ミスマッチが起きたりトラブルになることがある
2、人材紹介会社の利用
海外人材の採用に特化した人材紹介会社に依頼する方法です。
メリット
- 専門知識を持つプロの担当者が候補者をスクリーニングしてくれる
- 採用活動の負担が軽減される
デメリット
- 手数料が高額になる場合がある
- 依頼する会社の質に採用結果が左右される
3、海外転職サイトの利用
海外人材の採用に特化した転職サイトで募集を出す方法です。
メリット
- コストを抑えながら広範囲の候補者にリーチができる
- 自社の求人情報を広く発信できる
- リクルーティングアドバイザーのサポートが受けられる
デメリット
- 自社の求人票が埋もれてしまう場合があるため、求人の魅力をアピールする工夫が必要
- 候補者対応に時間がかかる
4、現地採用
人材を採用したい国での人脈を利用し、現地に集まった候補者と面接をしてその場で採用する方法です。
メリット
- あらかじめ訪問する国を選定するため、文化や国民性、人件費水準などを把握した上で採用できる
- 対面でコミュニケーション、選考ができ信頼関係が築きやすい
- (海外進出先で雇用する際)ビザや法規制の問題が軽減される
デメリット
- 採用者の渡航費、滞在費など費用がかかる
- 人材採用の成功率が不安定になる
5、リファラル(社員の紹介)
メリット
- 信頼できるネットワークを通じて採用ができる
- 採用後の定着率が高い傾向にある
デメリット
- 候補者の質が紹介者の判断に左右される
- 紹介者ネットワークに依存するため、候補者の幅が狭くなる
海外人材の採用における課題
海外人材の採用において、主な課題をまとめると以下になります。
- 採用の長期化
日本人の採用時とは異なる媒体やサービスの利用が多くなり準備や応募者対応に時間がかかる。 - 時差や渡航によるスケジュールの調整
異なるタイムゾーンにいる候補者を選考する場合や、現地採用で一定期間海外に滞在する場合などに、スケジュール調整が難しくなる - 候補者スクリーニングの非効率性
海外人材に限った話ではないが、応募者が多くなるほど、一人ひとりのスキルや適性を評価するのに時間がかかる - 言語や文化の違いによるミスマッチ
言語や文化の壁により、候補者の能力や適性を正しく評価できずミスマッチが起こる可能性がある
また採用後日本で働くための就労ビザの取得において、必要書類の取得や審査に時間がかかることが予想されるため、外国人候補者の最終学歴や現職の確認をしておくことも重要です。
課題解決のための手段
労力・費用などコストがかかる海外人材の採用にあたって、ミスマッチが起きてしまうことは最も避けたい課題です。より正確かつ客観的に判断できるように、AIなどの最新技術や信頼できる現地エージェントを利用することも一つの方法になります。
現地エージェントとの連携(現地採用の場合)
現地採用に強いエージェントを活用し、スクリーニングや面接プロセスを効率化します。
現地の言語や文化に精通したエージェントが橋渡し役を担い、ミスマッチを防ぐことができます。
AI面接の活用
録画型AI面接ツールを導入し、候補者のスクリーニングを自動化。表情や声のトーン、回答内容をデータ化して評価します。
- メリット
- 時差に関係なく候補者が好きな時間に面接を受けられる
- 応募者、選考者の言語スキルに依存せず、正確な選考ができる
- データに基づいた公平な評価が可能になる
- 人事担当者の初期スクリーニングの負担を軽減できる
- デメリット
- コストがかかる
- AI面接のサービスによってスクリーニングの精度に差がある
海外人材の採用にはいくつか方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、課題に応じて適切な方法を組み合わせる必要があります。特に、時差やスクリーニングの効率性、文化的なミスマッチの問題を解決するためには、多言語対応のツールや現地エージェント、AI面接のような手段を取り入れることが重要になると考えられます。
自社の採用戦略や予算に合わせて適切な方法を選択することが推奨されます。
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編集者プロフィール
- 人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
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