VPNとは?海外旅行でVPNが役に立つ理由と選び方

海外旅行を計画している人にとって、VPNは安全で快適なインターネット環境を提供してくれる便利なツールです。

公共フリーWi-Fiの利用機会が増える海外では、個人情報の漏えいやサイバー犯罪のリスクが高まりますが、VPNを使うことでリスクを抑え、安全なネット環境を確保できます。また、VPNを利用すれば、地域制限でアクセスできない日本のコンテンツやサービスも利用可能です。

本記事では、海外旅行でVPNが役に立つ理由や失敗しないVPNの選び方について解説します。

VPNとは?

VPNとは、インターネット上の通信を暗号化し、オンラインセキュリティを強化するツールのことです。

通常、インターネットを介して送受信されるデータは暗号化されていないため、第三者による情報の盗難や改ざんのリスクが伴います。VPNを使用することで、ユーザーとVPNサーバー間に暗号化された通信経路が確立され、データが保護された状態でやりとりできるようになります。

これにより、公共のフリーWi-Fiなどの安全性に不安があるネットワークでも安心して利用が可能です。

また、VPNは利用者のIPアドレスを隠す機能も持ち合わせており、匿名性を高めたり地域制限を回避したりするためのツールとしても広く活用されています。

海外旅行でVPNが役に立つ理由

海外旅行では、主に以下の3つの理由からVPNが役に立ちます。

  • 公共Wi-Fiを安心して利用できる
  • 個人のプライバシーを守れる
  • 日本のコンテンツにアクセスできる

公共Wi-Fiを安心して利用できる

VPNを使用することで、海外旅行中に公共のフリーWi-Fiを安心して利用できるようになります。

海外旅行中は、空港やホテル、カフェなどで公共のWi-Fiに接続する機会が増えます。しかし、フリーWi-Fiはセキュリティが不十分なことが多く、情報が盗まれるリスクが伴います。

そこで、VPNに接続してインターネット通信を暗号化することで、第三者による不正アクセスや盗難から保護することができます。たとえば、オンラインバンキングやSNSの利用時にも、VPNがデータを安全に保護してくれるため、個人情報やログイン情報が漏洩するリスクが減ります。

VPNを準備しておくことで、旅行中でも安全・安心に公共Wi-Fiを利用できるので、利便性が高まります。

個人のプライバシーを守れる

VPNは、オンライン上での個人のプライバシーを守るツールとしても重宝します。

VPNを利用すると、ユーザーのIPアドレスが隠され、インターネット上での活動が匿名化されます。これにより、現地の広告トラッカーや一部の政府機関などによるオンライン行動の追跡を予防できます。

国によっては、政府がインターネット上の活動を監視するケースもあり、プライバシーを守る必要性が高まることも。VPNを利用することで、オンライン活動をプライベートに保ち、個人情報が不正に利用されるリスクを減らせます。旅行中でも安心してインターネットを利用したい場合は、VPNがあると便利です。

日本のコンテンツにアクセスできる

VPNがあると、海外からでも日本のコンテンツに制限なくアクセスできるようになります。

日本国内で提供されているWebサイトやサービスは、著作権やセキュリティの関係で海外からのアクセスが制限されていることがあります。たとえば、日本のNetflixやTVer、AbemaTVなどは著作権や配信権の関係で、海外からだとアクセスできないケースが多いです。

そこで、VPNを使用して日本のサーバーに接続すれば、あたかも日本国内からアクセスしているように見せかけられるため、海外からでも日本のコンテンツを楽しめるようになります。

海外旅行中も日本のエンタメやニュース、サービスを利用したい場合は、VPNを準備しておくといいでしょう。

海外旅行で使えるVPNの選び方

海外旅行で使用するVPNを選ぶ際に、確認したいポイントを3つ紹介します。

  • 対応エリアとサーバー数
  • セキュリティとプライバシー保護機能
  • 通信速度と安定性

対応エリアとサーバー数

海外旅行で利用するVPNを選ぶ際、対応エリアとサーバー数を確認することが大切です。

多くの国にサーバーをもつVPNサービスなら、旅行先の国に適したサーバーが見つかりやすく、高速で安定した接続が期待できます。地域制限を回避して日本のサイトやサービスにアクセスしたい場合は、日本にサーバーがあるVPNを選ぶことも重要です。

また、サーバー数が多いほど、負荷が分散されるため通信速度が安定しやすい傾向があります。旅行で訪れる国や地域に合わせて、対応エリアの広さとサーバーの充実度をチェックしておきましょう。

セキュリティとプライバシー保護機能

海外旅行中にVPNを使う主な理由は、セキュリティとプライバシーを確保するためです。そのため、VPNサービスを選ぶ際には、通信の暗号化レベルやプライバシー保護機能が充実しているかどうかを確認しましょう。

たとえば、強力な暗号化プロトコルをサポートしているVPNを選ぶことで、公共Wi-Fi使用時のセキュリティが高まります。また、ユーザーのログを記録しない「ノーログポリシー」があるVPNを選ぶことで、個人情報が不正に保存・共有されるリスクも減らせます。

無料のVPNなど、セキュリティやプライバシー保護が不十分なサービスを利用してしまうと、かえってリスクが高まることもあるので注意しましょう。

通信速度と安定性

通信速度と安定性も、海外旅行で使用するVPNを選ぶ際の大切な要素の1つです。

VPNに接続すると、暗号化やサーバー経由の影響で通信速度が低下することがありますが、高速で安定したVPNを選ぶことでストレスなくインターネットを利用できます。特に、海外旅行先で動画視聴やビデオ通話を楽しみたい場合、通信速度が速く、接続が安定したVPNサービスが最適です。

また、サーバー数が少ない無料VPNは、接続が混雑しやすく速度が低下しやすくなるため、通信速度を重視する場合は有料の高速VPNサービスを選ぶと快適です。旅行中も普段通りに快適なネット環境を確保するために、速度と安定性を確認してVPNを選びましょう。

海外旅行で使えるおすすめのVPN「NordVPN」

海外旅行で使えるVPNを探しているなら、NordVPNがおすすめです。

NordVPNは世界110カ国以上に6,000以上のサーバーをもち、高速で安定した通信を提供しています。日本のサーバーに接続すれば、海外旅行先でも日本国内限定のサービスやコンテンツへのアクセスが可能です。

さらに、NordVPNはノーログポリシーを採用しており、セキュリティの高さも魅力です。高速・安定・安全なNordVPNは、旅行中のセキュリティ対策としておすすめできます。

ユーザーがオンライン上で高い安全性とプライバシーを保ちながらインターネットを利用するために設計されたものとしてI2Pなどの分散型匿名化ネットワークが考えられます。

NordVPNのブログでは、”VPNとI2P(分散型匿名化ネットワーク)の比較”がされています。VPNについてより詳しく知りたい人は、合わせてご確認ください。

まとめ

本記事では、海外旅行でVPNが役に立つ理由とVPNサービスの選び方について解説しました。

VPNを利用することで、旅行先でも安心してインターネットを利用できたり、地域制限のあるコンテンツにアクセスできたりと、多くのメリットが得られます。なお、VPNサービスを選ぶ際は、対応エリアとサーバー数、通信速度、セキュリティなどのポイントを確認することが重要です。 海外旅行中に安心・安全にネットを楽しむために、ぜひ自分に合ったVPNサービスの利用を検討してみてください。

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