【2023年最新】海外進出企業が多い国は?最も増加した国は?日系企業拠点数ランキングまとめ
近年の海外進出日系企業の動向について、2023年JETROの「海外進出日系企業実態調査」では、海外進出日系企業のうち、2023年の黒字を見込む企業は63.4%と3年ぶりに低下していたものの、今後1~2年で、現地事業を「拡大」すると回答した企業は47.0%、「現状維持」と答えた企業は47.5%と、慎重になりつつも事業継続の意思が約95%となりました。
では実際に、2023年、日系企業の海外拠点数が多い国はどこでしょうか。また、2022年と比べて、拠点数が大きく増加した国はどこでしょうか。
本記事では2023年・2022年の外務省「海外進出日系企業拠点数調査」の統計データをまとめてランキングをご紹介いたします。
※本記事の最終更新:2024年9月
※他のWebサイト・統計の情報を参照、一般的な情報提供での掲載です。
Contents
【2023年統計】海外進出日系企業、拠点数の多い国TOP10
2023年、外務省「海外進出日系企業拠点数調査」によると、最も日系企業の拠点数が多い国は中国で31,060拠点、地域としては上海が22,958拠点と7割を占めています。
ただし、2022年と比較すると264拠点減少しており、JETROの2023年「海外進出日系企業実態調査」では、2023年の売上見込みは2022年よりも「悪化」と答えた企業が41.7%と、厳しい状況であったことがわかります。
2位はアメリカで、2022年より309拠点増え8,982拠点となりました。
3~7位はタイ、インド、韓国、ベトナム、インドネシアと、アジアの国々が続きます。
特にインドでは、先述の2023年GETRO「海外進出日系企業実態調査」において今後2~3年の「拡大」意欲が75.6%と、更なる成長が見込めます。2023年のGDPは5位と日本に続いており、国際通貨基金(IMF)の推計によると、2025年にはインドのGDPは日本を抜き4位になる見込みだと推測されています。
8位は、2023年のGDPが世界4位となったドイツでした。
9位、10位は、僅差でマレーシアとフィリピンが並びました。
(参照:外務省 海外進出日系企業拠点数調査、JETRO 2023年 海外進出日系企業実態調査|全世界編、日本経済新聞 インドGDP、2025年に日本抜き4位 円安でIMF推計前倒し、GLOBAL NOTE 世界の名目GDP 国別ランキング・推移(IMF))
【2023年統計】海外進出日系企業、拠点数が大幅に増加した国は?
増加した拠点数が最も多い韓国と、最も増加率が高かったジョージア
2023年の韓国の日系企業拠点数は3,003で、2022年の370%、2,194拠点が増えた統計結果となりました。
物理的に距離が近く、韓国の外国企業誘致策によって、税制やインフラなどが整備されているのも理由にあると考えられます。
それ以外で拠点数が多く増えた国として、アメリカが+309拠点(104%)、メキシコが+186拠点(114%)、フィリピン が+170拠点(112%)と続きました。
参考に、2023年のメキシコのGDPは昨対比122%の成長で世界12位となっています。
最も増加率が高かったのはジョージアで、2022年の15拠点から2023年の163拠点と、約10倍に拡大しています。また、ジョージアは、2019年に世界銀行が発表した報告書「ビジネス環境の現状2020(Doing Business 2020)」において、ビジネスのしやすい国第7位にランクインしています。
(参照:外務省 海外進出日系企業拠点数調査、外務省 ジョージア(Georgia)、GLOBAL NOTE 世界の名目GDP 国別ランキング・推移(IMF)
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編集者プロフィール
- 人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。
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