カナダ渡航時に推奨されるワクチン(予防接種)

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※本記事の最終更新日 2023年5月

カナダへの赴任・渡航時に検討が推奨されるワクチン・予防接種、駐在中に気を付けたい感染症・病気についてまとめております。

※他のWebサイト等の情報を参照、一般的な情報提供での掲載です。

■カナダ渡航時に気をつけたい感染症・病気は?

カナダ渡航時に気を付けたい感染症・病気は、ノロウイルス、ウエストナイル熱、ハンタウイルス肺症候群、ライム病などが挙げられます。詳細は、厚生労働省「カナダ 気候と気をつけたい病気、受けておきたい予防接種、持っていきたい薬」をご確認下さい。

■(成人)カナダ入国の際に必要/推奨されるワクチン

入国に必要とされるワクチン予防接種はありませんが、
破傷風ワクチン、B型肝炎ワクチンを接種することが勧められています。
(参照:厚生労働省検疫所 カナダ 気候と気をつけたい病気

(1)破傷風とは?

破傷風は、破傷風菌がうつることによってかかり、口や手足の痺れがおこる病気です。治療が遅れると死亡することがあります。

  • 感染経路

怪我のときに傷口から破傷風菌が体の中に入ります。破傷風菌は、世界中の土のなかに存在します。特に、動物の糞便で汚染された土壌が危険です。

  • 症状

​​感染後3日から3週間からの症状のない期間があった後、口を開けにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状があらわれます。その後、体の痺れや痛みが体全体に広がり、全身を弓なりに反らせる姿勢や呼吸困難が現れたのちに死亡します。

  • 予防接種について

適切な方法で接種を行うと免疫が10年間持続します。旅行中の怪我にも破傷風ワクチンが必要になることがありますので、早めに医師に相談して下さい。

(2)B型肝炎とは?

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染することにより発症します。B型肝炎ウイルスは人から人へと感染します。

  • 感染経路

患者との性行為やウイルスに汚染された医療器具の使用により感染します。患者から生まれた新生児は生まれた時点で感染していることがあります。

  • 症状

感染後90~150日の症状のない期間があった後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)がおこります。皮膚発疹や関節の痛みが生じることがあります。大人での死亡率は1%くらいです。一部の人で慢性化、肝硬変になったり、癌化することがあります
(参照:厚生労働省検疫所  破傷風B型肝炎)

■(子ども)カナダ滞在、入学の際に必要なワクチン、定期予防接種

できるだけ日本で定められた定期予防接種を受けておき、オーストラリアに到着後は、現地のワクチン接種計画に従って、ワクチン予防接種を行うことが大切です。
州によって接種スケジュールは異なるため、居住地のスケジュールを確認してください。
カナダ公衆衛生庁ホームページで検索できます。

カナダの小児定期ワクチン予防接種

ワクチンの種類2ヶ月4ヶ月6ヶ月12ヶ月18ヶ月4-6才12才14-16才
百日咳(P)DTaPDTaPDTaP DTaPDTaP Tdap
ジフテリア(D)        
破傷風(ta/T)        
ポリオ(IPV)IPVIPVIPV IPVIPV  
インフルエンザb菌(Hib)HibHibHib Hib   
髄膜炎C(MenC)   MenC  MenCACYW135 
肺炎球菌感染症(PCV)PCVPCV PCV    
麻疹(M)   MMR MMR  
おたふく風邪(M)        
風疹(R)        
水痘(Var)   Var(15ヶ月) Var  
B型肝炎(HB)      HB(Gr.7)X2 
ヒトパピローマウィルス(HPV)       HPV(Gr.8)X2
インフルエンザ(Inf)  Inf(6ヶ月以上)     
ロタウィルス(ROT)ROTROT    
(引用:外務省 世界の医療事情  カナダ

■カナダで感染症・病気になったら

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編集者プロフィール

小原万美子
小原万美子
人と組織の可能性が最大化する環境を拡げることをミッションに広報・マーケティングを行う人間。大阪教育大学卒業。卒業後は教育事業会社で広報・採用広報を行い、その後飲食店向けFinTech&SaaS企業にて広報を担当。同時に、日本の誇れる医療を世界中に届けるビジョンに共感し、広報担当として株式会社Medifellowに参画。記事制作、マーケティング、SNS運用、グラフィックデザインを行っている。