第26回日本遠隔医療学会学術大会でoral sessionに採択・発表
以下の演題と概要で第26回日本遠隔医療学会学術大会においてoral sessionに採択・発表を行いました。
演題:
本邦におけるオンライン診療の実効性と役割~COVID-19 と海外在住邦人の経験からの考察~
Efficacy and Role of Telehealth in Japan―from experience with COVID-19 and Residents Abroad
概要:
本邦でオンライン診療が初診から解禁され 1 年が経過したが、オンライン診療に対応する医療機関数は未だ 15% に留まる。その理由としては、デジタルデバイスの浸透不足や、制限なく受診できる医療機関が狭い国土に豊富に存在するという本邦独自の環境要因などが挙げられる。神奈川県立循環器呼吸器病センターで実施したオンライン診療を用いた新型コロナウィルス感染後の在宅患者への対応では、オンライン診療の有用性とともにリスクも実感された。株式会社 Medifellow として実施した海外在住日本人むけオンライン医療相談事業では、オンライン診療の有用性が活かせる領域があれば裨益者が飛躍的に増加する可能性が示唆された。これらの経験から、本邦におけるオンライン診療の実効性と役割を正確に把握することが、今後の国内浸透において重要であると考えられる。
第26回日本遠隔医療学会学術大会の概要について(出典:第26回日本遠隔医療学会学術大会Webサイト)
編集者プロフィール
- 岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。
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