泌尿器科専門医の海外オンライン医療相談(セカンドオピニオン)事例
こちらの活動事例では主に海外在留邦人(日本人)向けオンライン医療相談サービス”Doctorfellow”の活用事例や弊社Medifellowの活動についてお知らせしております。今回は、泌尿器科専門医によるオンライン医療相談の事例について記載します。
Contents
【泌尿器科専門医のオンライン医療相談前の状況や背景】
アジア在住の50代男性。4カ月ほど前に、陰嚢周辺の痛みや排尿時尿がでにくいなどの症状が気になり、病院泌尿器科を受診したところ慢性前立腺炎と前立腺肥大症と診断。医薬品を処方され服用しているものの改善が見られないため、治療方針等について専門医の見解を聞きたく、泌尿器科の専門医へオンライン医療相談・セカンドオピニオンの依頼がありました。
【前立腺肥大症とは】出典:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』
前立腺肥大症はBPHとも呼ばれ、男性の前立腺が肥大しているが、がん化はしていない状態のことです。BPHは、50歳を越える男性に最も多い前立腺の問題です。前立腺が肥大すると、前立腺が尿道(膀胱から尿を排出する管)を圧迫して締め付けます。最終的に、膀胱が弱まり完全に空にする能力が失われ、膀胱内に尿が残ってしまうことがあります。尿道の狭窄と尿貯留(膀胱を完全に空にできないこと)により、BPHに伴う多くの問題が起こります。
【オンライン医療相談(セカンドオピニオン)での泌尿器科専門医の回答とその後】
Doctorfellowの泌尿器科専門医がオンライン医療相談で回答。日本国内での一般的な治療方針や医薬品の処方内容について回答。元々は日本へ帰国し治療する方向性で考えておりましたが、日本国内で一般的に処方される医薬品が一部処方されていないため、現地主治医と相談し変更を加えた上で、症状改善の様子を見ながら帰国判断を考えていく方向性となりました。
適切なオンライン医療相談、セカンドオピニオンの介入により、適切な受診行動や病名、治療方針の選択に繋がり、結果的に、医療費の縮減や治療期間の短縮、予後の向上に寄与する可能性があります。ご不安な際は専門医による海外向けオンライン医療相談サービスDoctorfellowにお気軽にご相談下さい。
編集者プロフィール
- 岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。
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