産婦人科専門医の海外オンライン医療相談・セカンドオピニオン事例
こちらの活動事例では主に海外日本人(駐在員等)向けオンライン医療相談サービス”Doctorfellow”の活用事例や弊社Medifellowの活動についてお知らせしております。今回は悪性の可能性があるポリープ(卵巣腫瘍)があり海外現地で卵巣・卵管の摘出手術を推奨されていた産婦人科専門医によるオンライン医療相談事例について記載します。
Contents
【産婦人科専門医のオンライン医療相談前の状況や背景】
海外在住の40代女性。不正出血があったため病院の産婦人科の外来を受診、各種検査の上、産婦人科の現地主治医より卵巣の悪性腫瘍の可能性を示唆され、卵巣卵管の摘出手術を推奨されました。患者様とは、悪性が未確定の段階で摘出手術となることに不安を感じ弊社の産婦人科専門医へオンライン医療相談・セカンドオピニオンの依頼がありました。
【卵巣腫瘍について】
卵巣に生じる腫瘍のことを指します。婦人科がん(卵巣、子宮頸部、子宮体部)の中では、年齢調整死亡率が最も高いものとなっております。(国立がん研究センターがん対策情報センター「がん登録・統計」より)
初期の段階ではほとんど自覚症状がありませんが、腹部膨満感や、下腹部にしこりが触れる、食欲がなくなったなどの症状をきっかけに受診し発見される場合もあります。また、進行してくると膀胱や直腸を圧迫することにより、頻尿や便秘が起きたり、脚がむくんだりすることもあります。
【オンライン医療相談(セカンドオピニオン)の産婦人科専門医の回答とその後】
Doctorfellowの産婦人科の専門医がセカンドオピニオンで回答。各種画像検査データなど医療情報を受領・確認、手術をせず薬を内服・経過観察が日本の標準治療である旨回答をしました。
上述のように適切なオンライン医療相談、セカンドオピニオンの介入により、適切な受診行動や病名、治療方針の選択に繋がり、結果的に、医療費の縮減や治療期間の短縮、予後の向上に寄与する可能性があります。ご不安な際は専門医による弊社海外向けオンライン医療相談サービスDoctorfellowにお気軽にご相談下さい。
さんふじんか【産婦人科 obstetrics and gynecology】
臨床医学の一分野。学問の成立初期には,婦人科学と産科学とは別々に発達してきた。婦人科学gynecologyのgyneco‐,gyne‐というのは,女性にかかわるという意味の接頭語であるから,語源的にいうと,婦人科学は婦人全体を研究の対象とする学問であるともいえる。しかし出発点においては,臓器別に婦人性器(乳腺を含む)の機能,形態の異常を取り扱うものとされた。そして妊娠,出産という現象は,生殖部門として独特の面があり,昔は経験のある婦人が助産をしていたため,婦人科学とは別個に取り扱われる傾向にあった。
出典 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版
編集者プロフィール
- 岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。
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