福利厚生費用の平均は●万円 医療健康に注目高まる 福利厚生とは?
本記事では、法定外福利厚生や法定福利厚生との違い、福利厚生費用の平均などについてまとめています。
■福利厚生とは?
企業や会社が働く従業員・労働者本人や家族の健康や生活を向上させるために、給与支給など直接的な報酬以外に実施する施策・取組が福利厚生です。
働き方改革の推進や人材不足などの課題感が出ている中で、特に法定外福利厚生を充実させることは企業・会社選びの視点で他社との差別化になり、人材の採用や定着につながるため重要な取り組みであると考えられます。
福利厚生は法律による義務付けがある法定福利厚生と義務付けはない法定外福利厚生に分類されており、以下に法定福利厚生と法定外福利厚生の違いについてまとめます。
■法定福利厚生とは?
企業・会社が費用負担することを法律上義務付けられている福利厚生が法定福利厚生です。健康保険、介護保険、厚生年金保険、子ども子育て拠出金などの社会保険や雇用保険、労災保険などの労働保険が法定福利厚生に該当します。
■法定外福利厚生とは?
法律上の義務はなく、企業・会社が任意で設けている福利厚生が法定外福利厚生です。代表的な法定外福利厚生としては、各種手当や特別休暇、社宅などがあり、一部、社宅や社員食堂、社員旅行など非課税とできる項目もあります。任意で独自に設ける福利厚生であるため、独自性がある取り組みができれば、新卒採用や中途採用時の他社との差別化や人材定着に繋がるものと考えられます。
導入している企業の従業員や家族は福利厚生サービス提供企業の取り揃えるサービスを優待・割引価格で利用できると言った総合型のサービスやカフェテリアプランの他、手軽にお菓子や総菜を購入できるサービス、パーソナルトレーニングを受けれるサービス、サテライトオフィスでの勤務などユニークな福利厚生サービスや取組も出てきています。
■福利厚生費用の平均、目安は?
一般社団法人 日本経済団体連合会「第64回 福利厚生費調査結果報告」によると企業・会社の従業員1人1か月当りの法定外福利厚生費用平均は24,125円となっており、特に、医療・健康費用平均の割合が増加傾向にあるようです。また、法定外福利厚生費用平均の構成割合上位は、1位「住宅関連費用」(48.2%)2位「ライフサポート費用」(22.8%)3位「医療・健康費用」(13.2%)と医療・健康平均費用は上位に来ており、関心度の高まりが伺われます。また、医療健康の注目度が高いことは別記事「法定外福利厚生項目・サービス 人気ランキング上位5位 高い注目度の医療健康」も参照下さい。
出典:一般社団法人 日本経済団体連合会「第64回 福利厚生費調査結果報告」
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弊社は33科500人以上の専門医の体制で、海外展開企業(主に海外駐在員)向けのオンライン診療・医療相談、メンタルヘルスサービスDoctorfellowを運営、厚労省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に準拠、「オンライン受診勧奨」サービスを提供しており、必要に応じて、現地病院受診時の紹介状作成等も行っております。また、厚労省の実施する「オンライン診療研修」を修了の専門医が対応に当たっています。病院の受診前後に活用し、不安解消はもとより、医療の内容や医療費適正化、生産性向上に寄与します。健康経営、福利厚生、感染症BCPの対策に導入をご検討下さい。
編集者プロフィール
- 岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。
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