企業・職場のストレスチェック メンタル不調は回復まで300日以上?
労働安全衛生法において、労働者が50人以上いる事業所の全労働者に年一回実施が義務付けられたストレスチェック。本記事では、企業・職場で実施されるストレスチェックとは何か?などについてまとめております。
(出典:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」)
Contents
■企業・職場のストレスチェックとは何か?
ストレスチェックとは、ストレスに関する質問票に労働者が記入し、それらを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査で、労働安全衛生法において一定以上規模がある事業所の全労働者へストレスチェックの実施が義務付けられております。
ストレスチェックを行うことで自分のストレス状態を知り、ストレスが高い状態の場合は、職場の改善に繋げることで、うつ病などメンタル不調を未然に防ぐことを目的としております。
(出典:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」)
■ストレスチェック制度の実施手順
厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」に以下の実施手順が記載されています。
(出典:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」)
■ストレスチェックの質問票
厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」には以下のような項目をストレスチェック質問票に含めることが推奨されています。
(出典:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」)
■企業・職場のストレスチェックについてまとめ
「海外赴任 メンタル不調(うつ病等) 企業・職場の対策【医師監修】」にもあるように、一度、うつ病などメンタル不調を発症してしまうと業務のパフォーマンスが回復するまでの期間がより長くなってしまうことが統計上も示唆されており、ストレスチェック等により未然に防ぐことが重要です。メンタル不調のみに限らず、他の病気についても同様。従業員の健康管理をしっかりと行い、病気を未然に防ぎ健康に元気に従業員が働ける環境を作ることが、結果的には、企業・職場としてのパフォーマンス向上に繋がっていくものと考えております。
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編集者プロフィール
- 岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。
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