消化器内科の海外オンライン医療相談・セカンドオピニオン事例

オンライン診療・医療相談

こちらの活動事例では主に海外日本人(駐在員等)向けオンライン医療相談”Doctorfellow”の活用事例や弊社Medifellowの活動についてお知らせしております。今回は膵臓がんで海外で治療予定の患者さんへの消化器内科専門医によるオンライン医療相談事例について記載します。

【消化器内科専門医のオンライン医療相談前の状況や背景】

海外在住の70代男性。毎年健康診断を受けていましたが、2年ぶりに受診。都市部の総合病院で精密検査となり、検査の結果、肝臓へ転移がある膵臓がんと診断。消化器内科の主治医から化学療法を推奨されたが、化学療法の内容やその他が日本国内での治療方針に照らし合わせた時に妥当か否か相談、セカンドオピニオンの依頼が消化器内科専門医にありました。

【膵臓がんについて】

膵臓がん セカンドオピニオン

膵臓に生じるがんです。上記イラストでは、胃の下の方に少し出ている薄茶色の部分が膵臓になり、胃の裏側にある細長い臓器です。普段は、食物の消化を助ける液や血糖値を調整するホルモンを作ったりしています。膵臓自体がイラストのようにお腹の奥深くにあり他の臓器や血管に囲まれていたり、発症しても症状が出にくかったりするため早いうちからの発見が困難、また、早いうちから他の臓器へ転移しやすく気付いた時には症状が比較的進行していることも特徴です。統計上も膵臓癌の罹患率と死亡率が比較的等しく、難治性がんの代表とされています。

【消化器内科専門医のオンライン医療相談(セカンドオピニオン)の回答】

検査等のデータや診療情報を受領、Doctorfellowの消化器内科専門医がセカンドオピニオン(オンライン医療相談)で回答。年齢も鑑みると現在推奨されている薬剤による化学療法が世界的な標準治療であり追加検査等を行っても変更可能性ないことや、また、その化学療法の効果が悪い、悪くなった場合の代替薬剤による治療方法2つを提案しました。

このように、治療を受ける前にその内容の妥当性について問合せいただくと、海外でも安心して医療を受けることができると思います。日本人の専門医に診てもらうために帰国する費用、時間が必要ないのがオンライン・セカンドオピニオン(オンライン医療相談)の利点です。また、その領域の専門医から細かい治療オプションについても提示させていただくことで、治療の費用軽減や手術後の予後向上に寄与するケースもあります。ご不安な際は専門医による弊社海外向け高度専門オンライン医療相談サービスDoctorfellowにお気軽にご相談下さい。

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編集者プロフィール

池田 宇大
池田 宇大株式会社Medifellow
岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。