呼吸器内科専門医の海外オンライン医療相談・セカンドオピニオン事例

オンライン診療・医療相談

こちらの活動事例では主に海外日本人(駐在員等)向けオンライン医療相談”Doctorfellow”の活用事例や弊社Medifellowの活動についてお知らせしております。今回は肺がんの疑いで海外で手術予定となっていた呼吸器内科の患者さんが、結果的に手術ではなくなった、呼吸器内科の専門医によるオンライン事例について記載します。

【呼吸器内科専門医オンライン医療相談前の状況や背景】

海外在住の30代男性。風邪の症状のようなものに加え血痰と胸痛が強くあったため病院の呼吸器内科の外来を受診、各種検査の上、呼吸器内科の現地主治医より肺がんの可能性を示唆され、海外現地で手術実施予定となりました。患者様としては、病名が確定していない中で手術実施となることに不安を感じ弊社の呼吸器内科専門医へオンライン医療相談・セカンドオピニオンの依頼がありました。

【肺がんについて】

肺がん セカンドオピニオン

その名前の通り、肺に生じるがんのことを指します。日本の統計上死因上位5位は、悪性腫瘍(がん)、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎の順です。(参考:厚生労働省統計)さらに、悪性腫瘍(がん)の中では、肺、大腸、胃、膵臓、肝臓の順で死因として多くなっており、最も上位の死因である悪性腫瘍(がん)の中でも最も死亡数が多い部位の悪性腫瘍(がん)になります。

多くの患者さんは咳、痰、血痰、発熱、息苦しさ、動悸、胸の痛みなど一般的な呼吸器疾患にみられる症状がきっかけで病院を受診し、肺がんが発見されます。

【オンライン医療相談(セカンドオピニオン)の呼吸器内科の回答とその後】

Doctorfellowの呼吸器内科の専門医がセカンドオピニオンで回答。肺がん以外の病名の示唆や確定病名を付けるために必要な追加検査、治療方針を提示しました。その後、追加検査を行ったところ手術適応ではない可能性が示唆され、呼吸器内科の主治医と相談の上、化学療法・放射線療法へと治療方針が変更になり、手術を回避することできました。

上述のように適切なオンライン医療相談、セカンドオピニオンの介入により、適切な受診行動や病名、治療方針の選択に繋がり、結果的に、医療費の縮減や治療期間の短縮、予後の向上に寄与する可能性があります。ご不安な際は専門医による弊社海外向け高度専門オンライン医療相談サービスDoctorfellowにお気軽にご相談下さい。

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こきゅうきか【呼吸器科 pulmonary division】

呼吸器疾患をあつかう内科の専門診療科目。気管および気管支,肺,胸膜のさまざまな病気が含まれる。すでに診断のついている患者のほか,咳,痰,血痰,喀血,息切れ,呼吸困難,胸痛などの症状をもつ人や,健康診断などで胸部X線写真の異常陰影を指摘された人などが訪れる。のど(咽頭,喉頭)の病気は耳鼻咽喉科であつかう。胸痛などは,心臓や胸壁の病気(肋間神経痛や肋骨骨折など)でも起こることがあり,それぞれ循環器科,整形外科の領域に属する。

出典 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版

編集者プロフィール

池田 宇大
池田 宇大株式会社Medifellow
岐阜薬科大学薬学部卒、薬学士。医療機関の経営コンサルティングを経験。大学病院や自治体病院、公的病院の経営改善に従事。その後、HR業界で採用支援コンサルティングを経験。海外駐在員や日本人現地採用、外国人の転職などクロスボーダーの転職・就職支援に従事。